大定番の「水」

大定番の「水」

集中力を保つために

水は脳を活性化させる作用があるので、こまめに飲むことをおすすめします。集中力を維持できるのは90分くらいが限界とされているので、90分おきにコップ1杯分の水を飲むといいでしょう。脳は80%が水分でできているので、水分不足になると脳の活動が鈍くなります。また、水を吸収するのにはある程度の時間がかかるので、90分も集中力が続かないという人はスパンを狭めて短い休憩をこまめに入れるのもいいかもしれませんね。水の摂取と脳の活性化の関係性については、海外の研究でも実証されているんですよ!

軟水と硬水の違い

自動販売機やコンビニなどで、ミネラルウォーターはどこでも手軽に買えます。ミネラルウォーターには軟水と硬水の2種類があり、カルシウムとマグネシウムの配分によって硬度が異なります。硬度が120mg/L以下が軟水で、以上が硬水です。
軟水はミネラルの量が硬水よりも少ないので、胃腸への刺激が少ないという特徴があります。そのため、胃腸の調子が悪い人や高齢者・子どもにおすすめですよ。有名な話ですが、日本の水道水はほとんどが軟水です。軟水のほうが馴染み深く飲みやすいと感じる人が多いのはこういった理由があるからなんですね。
硬水はミネラルが豊富に含まれていて、栄養価が高いことが特徴として挙げられます。この特徴を活かすなら、運動をした後の水分補給に飲むといいでしょう。マグネシウムの効果でお通じがよくなるというメリットもありますよ!ただし、栄養価が高い一方で胃腸への負担が大きいので、飲み慣れていない人はお腹を下すかもしれません。日本人は軟水のほうが慣れているので、硬水は苦手という人も多いようですね。硬水を飲み慣れていない人は、まずは硬水の中でも硬度が低い水を選んで徐々に慣れていくようにしましょう。
水の種類や成分について、水道水や炭酸水などを含めて詳しく紹介しているサイトがありますので、参考にしてください。

うるのんWebサイト

水でも飲みすぎは危険

仕事中の水分補給は非常に大切ですが、どんなものでも過剰摂取は危険ですよ!それは、体にとって無害に思える水でも同様です。水を飲みすぎると細胞が膨らんで体がむくんでしまいます。さらに、血液に含まれるナトリウムイオンの濃度が低下し、塩分濃度も低くなってしまいます。その結果、疲れやすくなったり、頭痛などの症状が出てくる可能性があります。最悪、痙攣・昏睡・呼吸困難などの重大な身体異常を引き起こすこともあります。水の飲みすぎで死に至ることもありますよ。飲めば飲むほど体にいいというわけではないので、適量を見極めてこまめに水分補給をするようにしてくださいね。

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